DJ MAYURI INTERVIEW
★まず初めに、DJをはじめたきっかけ、音楽との最初の出会いはいつ頃ですか?
→このシーンにドップリ浸かったのは、’87年にイギリスへ留学していたときに、ちょうどその頃「セカンドサマーオブラヴ」って言うのがたまたまあったんですよ。アメリカから台頭し、飛び火してきた“アシッドハウス”がイギリスで、’88年にブレイクしてきたんです。そこから、私自身も東京でクラブとかで遊んでいて、どっぷりアシッドハウス、四つ打ち系にハマッていったんですよ。その頃は、一般のクラバーで、毎週のようにクラブやレイヴに通っていました。’90年に日本に帰ってきた頃、“GOLD”というディスコが全盛期で、私はテクノの人だったので、それが寂しかった。それでレコードもあったので、自分でDJを始めると同時にパーティーも始めたのがきっかけです。その頃、一般的にテクノは、アンダーグラウンドのアンダーグラウンド、地下の地下みたいなジャンルだった。私の遊び場が欲しかったから、作るしかないと思ったのがはじまりです。
★DJのみならず、パーティー・イベントのオーガナイズ、さらには楽曲制作と多彩な才能を存分に発揮していますが、そのハングリーさはどこから、またどう生まれているのですか?
→ハングリーさってわけじゃなくて、DJをやっていると次の曲をかけるのに、自分のかけたい曲をかけたいじゃないですか?そういった思いから作り始めました。でも、私にはそこの才能がないので、だいたいはDJを専門にやっています(笑。
★DJに関してですが、ハードテクノのスタイルが印象でしたが、最近はクリック/ミニマル系のセットも行っていますが、これはどうしてですか?
→ハードテクノはハードテクノでやっているし、クリックやミニマルはクリックやミニマルとしてやっています。時流というか、今、手に入る音がクリックやミニマルだったりが多い。DJをやっている上で、それぞれアプローチの仕方が違うから、パーティーによってもセットは変えます。ミニマルでもハードめな曲も出てきているし、そのような潮流も出てきていると思います。こういっては何ですが、全部ミニマル化されているというか、昨年くらいから、ハウスもテクノも全部ミニマル化され、うまい具合に合わさって音楽として、拡がりを見せ始めたと思います。テクノでいうと一度ミニマル化され、そぎ落とされた音がシンプルになり、原点に戻ったというか、昔の良かった頃のような潮流になってきている。私はそういうところを拾って、“Reboot”(Q-hey主催のPARTY)なんかでかけたりします。そして、また別なところでテックハウスや今までのテクノやミニマルをかけたりしています。いろんな入り方が出来て、面白いです。人、それぞれ認識の仕方が様々で、私がこれはテックハウスといっても、人によってはテクノですねとか言われる。だから、その辺を自由にできたりするから、そのあいまいさを利用しています。
★そんなMAYURIさんは、今年で10回目を迎える今や日本の代表的野外フェス【メタモルフォーゼ】をオーガナイズしていますが、そのきっかけはなんですか?
→今年は10年目なんです。ありがとうございます!気合入れて仕込んでます。今年は10年目で、来年は10周年なんですよ。数え方がちょっとちがうんですよ。楽しみにして下さい(笑。きっかけは、私自身、野外パーティーが好きだったので、さっきも話した“セカンドサマーオブラヴ”っていうのが原点にあります。これって、室内でパーティーが出来なくなって、ドンドン郊外へ追いやられ、行き着いた先であそこまで大きくなっていったんですよ。
私は本当に野外が好きで、始めた2000年頃っていうのは、野外パーティーっていうと、サイケかFUJI ROCKが二年目くらいで、それくらいしかなかった。私はテクノなので、両方とも嫌で、テクノが聞ける野外がやりたかった。大きくしたいとか、一万人集めるとか、そういったことは全く考えてなった。自分がやりたい場所、納得のいく音が出せる場所がほしいって思っていました。でも、野外を開催することは本当に難しくて、まず、場所を確保するのが大変。そして、何度かやっているうちに、自分の欲も出てくるし、お客さんからもリクエストもあるし、ステージを大きくしたり、それに見合うものやっていくうちに、今に至るって感じです。今回の場所は、温泉地の修善寺というところで、会場内に温泉があるし、遊園地もあるんです。本当に楽しいですよ。メインステージの近くに温泉があるので、マシューディアーやダレンエマーソンの音を聞きながら、湯船に疲れるんです。なかなかないですよ。世界中探してもこれは自慢できます(笑。
★最後にこのテクノシーン、エレクトロダンスはどのように変わっていくと思いますか?
→どうなんですかね~(笑。本当にこればっかりは、クラブミュージックのいいところでもあると思うんですよ。雑食性があるというか、もういろんな曲を吸収しつつ、三ヶ月周期でいろんな新しいジャンルが出来てくるようなエキサイティングなところだと思います。今の私にとっては出尽くしているものであっても、若い人たちにとってはまだまだぜんぜん新鮮で、掘り起こす可能性があるものだったするのが未知数で面白いと思います。これをその人たちがどう料理してくれるのか楽しみです。
★あなたにとってGROOVEとは?
→ 腰です。立てノリの曲もかけるんですが、私は腰が基本!腰に来る、ベースでもっていくような曲がいわゆるGROOOVEって感じです。
METAMORPHOSE 09

2000年から毎夏開催されている日本最大のオールナイト野外ミュージックフェスティバル。
国内外の旬でカッティングエッジなアーティスト達をフィーチャーし、広大な会場に設けられた3つのステージで30組近くが出演。
そのスタイルは日本のシーンに於いて確固たる地位を築き上げ、多くの音楽ファン、野外フェスファンの信頼を得ています。
10回目となる2009年は、9月5日(土)に伊豆修善寺のサイクルスポーツセンターにて開催が決定!!
http://www.metamo.info/
http://www.myspace.com/metamorphosefestivaljapan
DJ MAYURI
「METAMORPHOSE」主宰。
90年代初頭からテクノDJとして国内外の数々のクラブ、パーティで活躍。
テクノDJとして19年のキャリアがあり、ハードからミニマル、テックハウス系まで幅広いスタイルを持つ。
現在レジデントは今年11周年を迎えた「REBOOT」、Amate-RaxiにてLONDON-TOKYO 共同開催の「Fiercesounds」。
テクノ黎明期から常に第一線で活躍する日本を代表する数少ない女性DJの1人。
09年7月に通算4枚目となるミックスCD「A Piece Of Techno」をMytrix Musicよりリリース。
METAMORPHOSE 09 OFFICIAL COMPILATION / V.A.
METAMORPHOSE2009のオフィシャルコンピレーションCD!
出演者の中から選りすぐりの楽曲をコンパイル。METAMORPHOSEを一足早く楽しむための内容となっています。
収録曲には、現在のテクノミュージック、アンビエント・ミュージックにも多大な影響を与え続けるジャーマン・ロックの大御所TANGERINE DREAM の10分近くにも及ぶ未発表ライブ音源。
他に海外からは、ヨーロッパで最も人気のあるレーベルの1つとなったINNERVISONSのAME、ラテン / ブラック / テクノが融合したエレクトロミュージックで幅広い層から絶大な支持を集めるLos Hermanosが参加。
日本からは、Nujabes 、rei harakami、Calm、Q'HEYとメタモルフォーゼ・ファンからもお馴染みで、国内外で活躍中の実力派アーティストの楽曲が収録されています。

1.. Los Hermanos / Central Nervous Systems
2.. rei harakami / robe
3.. Nujabes / Horizon
4.. Calm / Sunday Sun(Flutemental)
5.. INNERVISIONS presents AME /Sesta (Original Version)
6.. Q'HEY / Cojohle
7.. TANGERINE DREAM / Trauma (Live Version)
MAYURI/A PIECE OF TECHNO
メタモルフォーゼを仕切る日本が誇る女性NO.1テクノDJ、MAYURI によるテクニックと審美眼が堪能出来る強力な一枚。
巷を賑わすテクノ/ミニマルシーンに一石を投じる。

01. Black Conga / Libes, Marshall / 303 Lovers
02. Mosho ( Groove Garcia Remix) / Collins & Behnam / Suara
03. Baia / Rino Cerrone, Flavio Diaz / Loose Records
04. Azul Terio Carnal / Alex Under / CMYK Musik
05. Silver Strasse / Uto Karem / Agile Recordings
06. Ticket / Simone Tavazzi / Agile Recordings
07. Pipa / Salvo Castelli / Globox Digital
08. Mi Chica / Pfirter / Figure
09. Memento / Brian Sanhaji / CLR
10. Swingworld (Paul Ritch Remix) / Christian Smith & John Selway / Jericho
11. Split The Line (Dubfire's Mega Remix) / Paul Ritch / Quartz Rec
12. Riddim / Mark Broom / 2020 Vision Recordings
13. Ghost Song (Joris Voorn Remix) / Slam / Soma Recordings





